國學院大學栃木学園参考館概要
本学参考館は短期大学日本史学科開設にともない、昭和61年に北1号館に学芸員課程の参考となる資料展示を目的に設置されました。昭和63年には睦会館1階に資料を移し、拡充整備して平成元年4月装いも新たに展示公開され、現在に至っています。平成5年6月には、博物館法にもとづき栃木県教育委員会より、「博物館に相当する施設」の指定を受けました。以後学芸員課程の博物館実習も通年行なわれています。
この参考館では、考古・歴史・民俗を中心とする、人文科学資料を常設展示しています。土器・石器・甕棺・埴輪・古鏡などの考古資料、甲冑・刀剣・古文書・板碑などの歴史資料、衣食住・生業・年中行事などに用いられた民俗資料、さらに絵画・彫刻・陶磁などの美術作品まで幅広く収集・展示しています。また、比較参考資料として、中国の考古・歴史資料も展示しています。それらの中には、短期大学長であった故樋口清之博士が寄贈された京洛風俗図屏風・伊勢貞丈関係資料などをはじめ、多くの有志の方々の寄託品も含まれています。
参考館は、このような収蔵資料を、教育普及活動に活用し、学生・生徒の学習の場を提供するだけでなく、広く一般の方々にも公開し、より親しまれる博物館となるように努めています。
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