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  2018年度 中根八幡遺跡発掘調査見学のご案内

中根八幡遺跡とは?
中根八幡遺跡パンフレット(PDF)
 今から約3000年前、自然の恵みを得て生活してきた縄文文化が成熟期を迎えます。関東地方では、大規模なムラをつくり、大形で精巧な耳飾やミミズク土偶などを使った儀礼をおこなっていましたが、そのムラの姿は、中央が窪地で、まわりが膨らんだドーナツ形をしています。このムラの形を考古学者は「環状盛土遺構」と呼びますが、その北限が栃木県です。小山市寺野東遺跡は最初にその重要性が指摘され、国の史跡として公園が整備されていますが、栃木市藤岡町に位置する中根八幡遺跡もそうしたムラの1つです。

 環状盛土遺構をもったムラの多くはその後突如として使われなくなります。ちょうど九州に農耕が伝わり、東日本にもアワ・キビの栽培が伝えられる頃です。それは縄文文化=食料を採集する文化から食料を生産する文化=弥生文化への大きな時代の変革の1つの減少と考えられています。

 國學院大學栃木短期大学では、奈良大学と共同で、こうした縄文文化の成熟期から変革期への移り変わりを解明する糸口をつかみたいと、2015年度から中根八幡遺跡を発掘調査しています。

 
見学のご案内

 2018年度の調査日程は下記の通りです。
 最終前日には説明会を開催いたしますが、それ以外の日でも現場見学は可能ですので、ご関心のある方々の見学をお待ちしています。

場所:栃木県栃木市藤岡町中根303 中根八幡神社境内
   (地図はこちら
調査期間:9月1日(土)~9月9日(日)10時~12時、13時~15時
現地説明会:9月8日(土) 13時~ 申込不要 小雨決行
主催:中根八幡遺跡学術発掘調査団
   (國學院大學栃木短期大学・奈良大学)
後援:栃木市教育委員会
協力:中根地区

※調査は雨天の場合中止することがあります。
※研究者・専攻学生の見学、調査参加のご希望の場合は、
 事前にご連絡いただけますようお願いいたします。
 研究者・専攻学生用案内はこちら

 中根八幡遺跡の発掘調査・情報発信の一部は、平成30年度栃木県大学・地域連携プロジェクト支援事業「とちぎの古代遺産新発見Ⅲ」の一環として実施します。

 
これまでの調査成果  
 A区:西側(開口部側)の盛土部、B区:北側の盛土部、C区:中央窪地にそれぞれトレンチを入れ、後期後葉を中心に前期後葉~晩期中葉の土器片、土製耳飾、土偶破片、石剣破片、石鏃・石錐その他各種石器が出土しています。また、火山灰分析によって中央窪地にローム上層が存在しないこと、盛土内にローム層由来の褐色土が堆積していることを確認しました。

年次調査報告等
栃木県栃木市中根八幡遺跡第1次発掘調査概要報告【PDF版】
  (『文化財学報』第34集 2016年3月、奈良大学文化財学科発行)
栃木県栃木市中根八幡遺跡第2次発掘調査概要報告【PDF版】
  (『文化財学報』第35集 2017年3月、奈良大学文化財学科発行)
・ 栃木県栃木市中根八幡遺跡第3次発掘調査概要報告(準備中)
  (『文化財学報』第36集 2018年3月、奈良大学文化財学科発行)
環状盛土遺構の形成過程-栃木市中根八幡遺跡の研究3-【PDF版】
  (日本考古学協会第84回総会研究発表スライド 2018年5月)
   
最新情報はこちら お問い合わせ
中根八幡遺跡学術発掘調査団のFacebookページ
 調査期間中は、発掘の様子が日々アップされます。
 また、調査・研究の成果なども随時公開されています。
 Facebookアカウントが無くても閲覧可能です。
 〒328‐8588 栃木県栃木市平井町608
 國學院大學栃木短期大学
 日本文化学科 日本史フィールド
 0282‐22‐5511(代)
 メール gakuseika@kokugakuintochigi.ac.jp






 
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